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日本が戦争をしないと約束をした日

8月15日は「終戦記念日」ですね。1945年8月15日正午、昭和天皇がラジオで日本の降伏を国民に伝えるとともに、日本が戦争をしないと約束をした日です。

【世界で初めて使われた原子爆弾】
1945年(昭和20年)8月6日、広島に世界で初めて原爆が落とされました。空中に光の玉が浮かび、きのこ雲が立ち上がり、爆風と、ガラスが溶けるほどの熱さで、広島の町は一瞬で焼き尽くされました。その後、有毒な放射能を含んだ黒い雨が降り注ぎ、池や川にはたくさんの死んだ魚が浮かんでいたそうです。
広島に続き3日後の8月9日、長崎に原爆が投下されました。広島で約14万人、長崎で約7万4千人が1945年末までに死亡したといわれています。

原爆による放射能を浴びたせいで、多くの人々は、髪の毛が抜け落ち、白血病やガンなどの病気になる人もいました。命が助かっても、皮膚が溶けるなどの重傷を負い、家も家族もなくし辛く悲しい日々を過ごしていました。病気の苦しみだけでなく、それを理由に差別されることもあったそうです。
二度の原爆投下を受け、日本はポツダム宣言を受け入れました。そして、8月15日に無条件降伏し、太平洋戦争が終結したのです。

日本は、原爆を落とされた唯一の国です。広島の「原爆ドーム」は平和のシンボルとして現在もたくさんの人々が訪れ、戦争の悲惨さを伝えていますね。8月6日に行われる、広島の「平和祈念式典」にはたくさんの人々が集まり、平和と、核兵器や戦争のない世界を願い、日本から世界へ発信しています。

戦没者の慰霊のために行われる花火大会

日本屈指の花火大会でもある「長岡まつり大花火大会」は、夜空が大輪の花火で埋め尽くされるほどの華やかさで有名ですね。1945年(昭和20年)8月1日の長岡空襲で亡くなられた方々への慰霊と長岡の復興を願って、毎年8月2日と3日に2万発の花火が打ち上げられています。
また、静岡県の「安倍川花火大会」も、太平洋戦争で犠牲になった人々の慰霊のために、毎年約1万5,000発の花火が打ち上げられているそうです。
7月の「お盆」の記事でも、ご紹介しましたが、「花火大会」には、お盆の「迎え火」や「送り火」の目的もあり、もともとは亡くなられた方の慰霊や疫病退散のために打ち上げられたのが始まりなのです。

【疫病で亡くなった人々の慰霊としても】
日本で最初に花火大会が行われたのは、現在の「隅田川花火大会」といわれています。
1732年(享保17年)、江戸の町で飢饉が起こり、疫病が流行して、多くの人が亡くなりました。翌年の1733年(享保18年)、亡くなった人々の供養のために、両国橋(今の東京都中央区・墨田区)を中心とした隅田川の下流で「水神祭」を行いました。それが川開きの行事となり、この行事で行われていた打ち上げ花火が、今の隅田川花火大会のもとになったといわれているのです。

花火は平和の象徴?

花火で使う火薬は、種子島に鉄砲が伝わった1543年(天文12年)ごろに日本に入ってきたとされています。はじめのころは、「のろし(離れたところにいる相手に合図を送るために、木や火薬をたいて出す煙)」や武器などに使われていましたが、江戸時代になると、見るための花火がつくられるようになりました。
日本では、昔から、打ち上げ花火やおもちゃの花火に親しんできましたね。しかし世界には、宗教や人種の違い、紛争などの問題から、火薬を使用している花火を楽しむ事ができない国もたくさんあります。戦国時代に、武器として伝わった火薬が、今では花火として多くの人々に愛されていることから、「平和の象徴」ともいわれています。

【いろいろな打ち上げ花火・仕掛け花火】

菊の花のように、真ん中から星が丸く広がって、尾を引いて残ります。
ぼたん
菊のように尾を引かずに、星が点のように残ります。
やなぎ
柳の木のように、星が尾を引いて垂れ下がっていきます。
スターマイン
さまざまな種類の花火を組み合わせて、次々と打ち上げられます。
ナイアガラ
ロープなどをはったところに花火を仕掛け、滝のように火の粉をふき出させます。

8月14日は、山形大花火大会ですね。ご先祖様に思いを馳せ、また、戦争の悲劇が再び起こらない未来にも思いを馳せながら眺めると、また違って見えるかもしれません。