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お釈迦様の誕生日

桜も満開を迎える4月。山形でもたくさんの花が咲き、春の陽気が心地よい季節ですね。
4月8日は仏教の開祖であるお釈迦様が生まれた日で、「花まつり」というお祝いが全国各地の寺院で行われます。正式には「灌仏会(かんぶつえ)」といい、7世紀(飛鳥時代)に中国から日本に伝わり、明治時代以降になると「花まつり」として親しまれてきました。

花まつりの日は、寺の境内に花で飾った「花御堂(はなみどう)」という小さなお堂を作り、そこにお釈迦様が生まれたときの姿をかたどった像を置きます。お参りに来た人は、その像の頭の上から甘茶をかけてお祝いをします。この甘茶で習字の墨をすると“字がうまくなる”家族で飲むと“丈夫になる”といわれています。

■どうして「花まつり」っていうの?
お釈迦様は、母親のマーヤーが、ネパール南部ルンビニーの花園で休んでいたときに、脇の下から生まれたとされています。
生まれ落ちたお釈迦様はすぐに7歩歩き、右手で空を、左手で大地を指して「天上天下唯我独尊(てんじょうてんげゆいがどくそん)」と言葉を発した、という伝説があります。この言葉は、「この世に生まれた命は、他の誰にも変わることができない、一人ひとりが尊い存在である」ということを表しています。
花に囲まれて生まれたお釈迦様の誕生日には、たくさんの花をお供えするようになったことや、花が美しく咲き誇る季節に由来し「花まつり」と言われるようになったと言われています。

■甘茶をかけるのはなぜ?
お釈迦様が生まれたとき、9匹の竜がお清めの甘い香りのつゆを注ぎかけたという伝説から由来し、無病息災を祈って甘茶を用いるようになりました。
あじさいの仲間に「アマチャ」という植物があります。この植物の葉を発酵させて作ったのが、「甘茶」という甘みのあるお茶です。葉の甘みは砂糖がない時代には甘味料として重宝され、漢方薬などにも使用されたそうです。

文化は継承され続けて

■お釈迦様の生まれた土地は?
誕生地はルンビニーという街です。現在のネパールの南部に位置しており、インドとの国境沿いの街になります。

東南アジアでは灌仏会を「ブッダ・ジャヤンティ」といって、国民の祝日に指定されており、盛大なお祭りが開かれます。(「ブッダ・ジャヤンティ」とはサンスクリット語でお釈迦様の誕生日という意味です。)しかし仏教発祥の地であるインドやネパールの仏教徒の割合は1割ほどに減っているそうです。衰退の要因は様々ですが、信仰から離れていても儀式や文化は長く継承され続けています。
他の宗教を信仰していても、無宗教であっても、文化や風習、習慣を見て知って触れたりすることを咎める人はいません。これは日本にも言えますね。
ちなみにインドやネパールなどの東南アジアは太陽暦ではなくて太陰暦を基にしているため4月8日ではなく毎年5月の満月の日に行われます。

■花まつりと白い象の関係は?
東南アジアでは白い象は神聖な生き物としてあがめられ、象自体も縁起の良い動物とされています。花まつりに登場する白い象は、お釈迦様の母マーヤーが、六本の牙を持つ白い象が体内に入る夢を見て、お釈迦様を身ごもったことが由来と言われています。このことから、「白い象がお釈迦様を運んできた」と神話になり、白い像の置物などが飾られるようになりました。

日本も寺院によっては、5月に花まつりを行うところもあります。ご自身の菩提寺などで花まつりの一般参加ができるようでしたら、ぜひお釈迦様に甘茶をかけて、命の尊さに感謝の気持ちを表してみましょう。

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