みなさん、節分には元気に豆まきをして、邪気を退散しましたね!
スーパーなどでも「ひな祭り」へ向け、華やかな商品が並びはじめました。女の子のお子様がいるご家庭でも、そろそろお雛様を飾る時期ですね! 実は、お雛様を飾ると良縁に恵まれるといわれている日があるのをご存知でしょうか?
二十四節気のひとつである雨水(うすい:毎年2月19日ごろ)は降る雪が雨に変わり、雪や氷が溶けはじめる頃を意味します。
その冬最後の雪やみぞれが降り、厳しい寒さが和らいで本格的に雪解けの季節が到来します。山に積もった雪が解けて田畑を潤し、川や湖などに張っていた氷も解け、春の訪れを感じられるようになるのです。
この雨水の時期は水が活発に動き土が潤い始めるため、農業の準備を始める目安にもなっているそうです。
水は命を象徴する源です。水の神様「弥都波能売神(みつはのめのかみ)」は、豊穣をもたらす農耕神とされ、子宝や安産の神としても信仰されています。 このようなことから、雨水(うすい)の日にお雛様を飾ると、良縁につながるという言い伝えがあるのです。(諸説あり)
まだお雛様を飾っていなかったというご家庭も、ぜひ、雨水(うすい)の日に飾って、お子様のすこやかな成長と幸せを願いましょう。
月が地球の周りを一周するのを基準にした「太陰暦」を使っていた頃、年によっては暦の日付と季節とが大きくずれてしまいました。このずれを直すために、中国で考えられたものが「二十四節気(にじゅうしせっき)」です。太陽の動きによって1年を24等分し、それぞれの間に見られる天候や生き物の様子などで季節の変化を表してきました。今回は雨水に焦点を当てましたが、なじみのある「春分」「夏至」「秋分」「冬至」も『二十四節気』となります。
また、二十四節気をさらに細分化したものが「七十二候(しちじゅうにこう)」。これも中国から渡来し、日本独自に変化したそうで、細やかな季節の移ろいを短文で表現しています。