「改葬」とは、埋葬されている遺体や遺骨を、自治体で定められた手続きを踏んで永代供養墓、一般墓、など別の形態のお墓に移動させることを指します。引越しをイメージされるといいでしょう。
「墓じまい」とは、これまで使っていたお墓の閉眼供養をし、上物の墓石を撤去して更地に戻すことまでを墓じまいといいます。
※土葬されたご遺骨がある場合、多くの墓地・霊園は規約で焼骨の納骨に限定しているため、そのご遺骨を火葬する必要があります。その後改葬となるケースが多くみられます。
(1)これまでの墓地管理者に【改葬】を願い出て承諾を得る。
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(2)改葬先の墓地を確保し、お墓を建てる。又は永代供養墓等を確保する。
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(3)改葬先の墓地管理者に「受入証明書」を発行してもらう。
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(4)これまでの墓地のある市町村役場で「改葬許可申請書」と「埋葬証明書」など改葬に必要な書類をもらう（納骨堂の場合は収蔵証明書）
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(5)「改葬許可申請書」に所定事項を記入しこれまでの墓地管理者に「改葬許可申請書」と「埋葬証明書」の所定事項を記入のうえ押印してもらう。
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(6)「改葬許可申請書」「埋葬証明書」に「受入証明書」を添えて、これまでの墓地のある市町村役場へ提出し、「改葬許可証」を発行してもらう。
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(7)これまでの墓地で閉眼供養（御霊抜きとも言う）を行い、遺骨を取り出す。墓地は更地にして墓地管理者に返還する。
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(8)改葬先の墓地管理者に「改葬許可証」を提出する。
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(9)改葬先の墓地で開眼供養（御霊入れとも言う）と納骨式を行う。
改葬にかかる費用は、墓地の大きさや地域などにより異なります。
平均すると約100～300万円程度といわれています。この中にはもともとのお墓の撤去に関わる費用、墓石代や改葬先のお墓の使用料金、改葬に関わる工事費用などが含まれます。
必ず、石材店に見積りを作成してもらいましょう。
費用参考例
◆同じ敷地内の永代供養墓に改葬する場合
・閉眼供養のお布施 1～5万円
・墓石解体・更地にする費用 20～50万円
重機が入るため駐車場から墓石までの距離、
運搬の難易度によって幅がある。
墓地・墓石の大きさによるが、１m2あたり5～10万円
・永代供養料、納骨料 10～30万（霊位数によって変動の場合あり）
◆他の新たな永代供養墓の改葬する場合には上記に加えて、これまで先祖供養をしてくださった墓地管理者への感謝のお気持ち『離檀料』が掛かります。
法外な離檀料の請求を巡って改葬できなくなったという噂も時折聞かれますが、寺院側には離檀料請求の法的な権限はないため、それは違法となります。行政書士を間に立てて減額などの交渉をするというのが一般的かつ現実的な手段といえます。
エンジョインサロンでは士業の先生もご紹介しておりますので、ご心配なことがございましたらまずはご相談ください。
